- 2019.10.19 Saturday
2019年 第2回(10月実施)から、試験形式が変わっています。
今回英検受験された生徒の皆さん、おつかれさまでした!
試験問題を見渡しての感想としては、全級ともに昨年より難しくなっておりましたが、
特に「エッセイ」の難度がさらに上がった印象でした。
【準2級】
これまでは、「Do you think 〜」を中心にして「Yes」「No」で答える問題でしたが、
今回初めて「What is 〜」形式となりました。
これにより、Closed Question【閉じた質問形式】から、Open Question【開いた質問形式】となり、
答える上での「発想力」「思考力」「現状理解力」などが、「英語力」に加えて要求されております。
【2級】
今回は、久々にビジネス関連の問題が出ていました。過去には1度だけ「起業」に関して出題されましたが、
これまであまりエッセイでは扱われて来ていませんでした。
ところが、今回はテーマとして「大企業勤務を避ける近年の若者のトレンド」に
関して意見を論述する内容となっていました。
この問題に答えるには「社会的背景」「企業構造」「若者の思考」などの知識が
要求され、学生にはちょっと厳しい質問であったと言えます。
「英語力」だけでは点数を稼ぎにくい、難度高めの問題でした。
【準1級】
今回の試験の中でも一番難度が上がったのは、準1級でした。
高校の「教育改革の是非」に関して問う問題で、中学生、高校生には概ね
解答に窮する内容でした。中学高校の先生からの4技能検定およびその技能養成
に関する、数々の問題提起がそのまま質問になったような印象を受けます。
日本の英語教育の「課題」や「解決法」の視点を受験者に持たせて、
客観的に解答を導き出せ、というのは結構ハードルの高い作業となった事でしょう。
以上、総括的には、年少者にとっては、かなり難度が上がってきている傾向です。
早い段階からの対応力養成が、要求される傾向です。
英COMでは、常に英検試験の傾向変化に対応出来るよう、講義内でのトレーニングに最新の試験傾向を反映させております。
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- by 英COM 管理人 北さくら