今回英検受験された生徒の皆さん、おつかれさまでした!

 

試験問題を見渡しての感想としては、全級ともに昨年より難しくなっておりましたが、

特に「エッセイ」の難度がさらに上がった印象でした。

 

【準2級】
これまでは、「Do you think 〜」を中心にして「Yes」「No」で答える問題でしたが、
今回初めて「What is 〜」形式となりました。


これにより、Closed Question【閉じた質問形式】から、Open Question【開いた質問形式】となり、

答える上での「発想力」「思考力」「現状理解力」などが、「英語力」に加えて要求されております。

 

【2級】
今回は、久々にビジネス関連の問題が出ていました。過去には1度だけ「起業」に関して出題されましたが、

これまであまりエッセイでは扱われて来ていませんでした。


ところが、今回はテーマとして「大企業勤務を避ける近年の若者のトレンド」に
関して意見を論述する内容となっていました。


この問題に答えるには「社会的背景」「企業構造」「若者の思考」などの知識が
要求され、学生にはちょっと厳しい質問であったと言えます。


「英語力」だけでは点数を稼ぎにくい、難度高めの問題でした。

 

【準1級】
今回の試験の中でも一番難度が上がったのは、準1級でした。


高校の「教育改革の是非」に関して問う問題で、中学生、高校生には概ね
解答に窮する内容でした。中学高校の先生からの4技能検定およびその技能養成
に関する、数々の問題提起がそのまま質問になったような印象を受けます。


日本の英語教育の「課題」や「解決法」の視点を受験者に持たせて、
客観的に解答を導き出せ、というのは結構ハードルの高い作業となった事でしょう。

 

以上、総括的には、年少者にとっては、かなり難度が上がってきている傾向です。

早い段階からの対応力養成が、要求される傾向です。

 

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